調査リポート
トヨタグループの国内取引状況を調査 1次仕入先の資本金で8割を超えたのは?:東京商工リサーチ調べ(3/3 ページ)
トヨタ自動車は3月16日に発生した地震の影響を受け、3月18日と3月22日にも国内工場の追加稼働停止を公表している。
地区別・トヨタグループの取引先
最後にトヨタグループの取引先を地区別でみると、1次仕入先はトヨタ自動車および関連会社の本社・工場が多い「中部」(4627社・構成比42.2%)が突出していた。以降は「関東」(3748社・同34.2%)、「近畿」(1596社・同14.5%)と続いた。
1次販売先は、「関東」(2305社・構成比32.9%)が最も多く、「中部」(1654社・同23.6%)、「近畿」(1067社・同15.2%)という結果になった。
3月16日に地震が発生した「東北」については、1次仕入先が177社(構成比1.6%)。都道府県別では「青森」8社、「岩手」45社、「宮城」54社、「秋田」8社、「山形」29社、「福島」33社となっている。
なお1次販売先は、「東北」が453社(同6.4%)。都道府県別では、「青森」77社、「岩手」71社、「宮城」125社、「秋田」49社、「山形」45社、「福島」86社となっている。ただし東北には、東北以外に本社を置く企業の工場も多く所在する。
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