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特急料金がさらに細かく! JR東などが「最繁忙期」を新設した本当の狙いは4月から(1/5 ページ)

JR東日本、JR西日本、JR北海道は4月1日乗車分から、シーズン別の指定席特急料金を改定する。既存の「繁忙期」「通常期」「閑散期」に加え、「最繁忙期」を新設。どんな狙いがあるのだろうか。

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 4月1日乗車分から、JR3社の特急料金の制度が変わる。これまで「通常期」「閑散期」「繁忙期」だけだったが、特急料金に「最繁忙期」が設定されたのは、東北新幹線など北方面行きのJR東日本、JR西日本、JR北海道の新幹線などである。

JR特急料金の仕組み


JR東日本が4月から適応する4段階の特急料金イメージ(JR3社の発表資料より)

 JRの特急料金は、乗車シーズンや鉄道会社によっても異なる。加えて、鉄道会社ごとにシーズンの区分が異なる。シンプルに距離に応じた料金だけ、という体系ではないのだ。なお、特急に乗るには、運賃と特急料金を支払う必要がある。

 JRグループ全体としてどうなっているか分かりにくい、という考えは当然ながらあるものの、民営化から長い時間が経ち、鉄道会社ごと、列車ごとに最適化されているのが現状となっている。

 なぜJR東日本などは、区分を4シーズンも設けるようになったのだろうか?

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