2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

カメラとAIで人件費25%削減 トライアルGOが取り組む自動値下げや顔年齢確認の可能性(3/5 ページ)

トライアルは4月20日、福岡県宮若市において新型店舗「トライアルGO脇田店 in みやわかの郷」をオープンした。「日本で初めて」という年齢確認付きの顔認証決済や、「世界初」という売り場カメラと電子棚札が連動する「自動値下げ」などを実現した「次世代型スマートストア」と位置づける。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

リコメンドも行うショッピングカート

 ショッピングカートも通常のカートに加えて3世代目にあたる「次世代型スマートショッピングカート」を40台導入した。従来は通常のカートにタブレットとバーコードリーダーを付け加えたような形状だったが、専用デザインとして、バーコードリーダーで読み取るとすぐに商品をカゴに入れられるデザインとなった。


既存のカートを改造した従来型(右)に比べて、新型(左)ではハンドルとカゴの間の空間が広がり、スキャンした後に商品をカゴに投入しやすくなった

 専用プリペイドカードのバーコードを読み込ませると残高を読み取るだけでなく、カード所有者の購買履歴や属性を踏まえて最適な商品をAIが分析して画面に表示するレコメンド機能も用意している。商品のバーコードを読み込むと、関連する商品のクーポンを表示する機能も備えている。


スキャンを行う。スキャンせずにカゴに投入するとスキャン忘れの警告も表示される。開口部が広いため、そのままカゴに投入しやすい

商品によってはスキャン時にお勧めクーポンが表示される

買い物終了後は、そのまま専用コーナーから店外へ。今回は、スキャンした商品の品数だけチェックされてレシートを受け取る形

セルフレジや有人のセミセルフレジも設置している

 トライアル全体では、旧型も含めてこのショッピングカートが全国で6154台が稼働しており、月間延べ100万人が利用しているという。「世界で一番多くのスマートショッピングカートが稼働している」と同社。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る