2015年7月27日以前の記事
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楽天モバイルが0円終了でも、KDDI「povo2.0」が0円を続けられるワケ知らないと損?業界最前線(3/6 ページ)

楽天モバイルの「0円プラン廃止」が波紋を広げている。そして新料金プラン発表後にユーザーが殺到しているのが、KDDIの「povo2.0」だ。楽天モバイルと同様に基本料0円から契約ができる。楽天モバイルは0円プランを止めたが、KDDI「povo2.0」の0円とは何が違うのか。

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楽天モバイルとpovo2.0の0円は何が違うのか

 楽天モバイルは契約数を限定した「無料サポータープログラム」を経て、20年3月から契約数を制限しない本サービスを開始した。そこから約1年にわたって展開されたのが「1年間無料」キャンペーンだ。

 本サービス開始時点の楽天モバイルの基地局数は4738局。20年3月末時点の人口カバー率は23.4%だった。ネットワークが十分ではなかったため、まずは無料で……ということだったのだろう。

 キャンペーン終了後は徐々に無課金のユーザーが減っていくはずだったが、初期ユーザーの無料期間が終了する21年4月に導入されたのが、1Gバイトまで0円の現行プランだ。

 背景には菅義偉前首相の“圧力”を受けた、大手キャリアの新料金プラン導入がある。「ahamo」「povo」「LINEMO」に対抗するためには、0円のインパクトが必要だったのかもしれない。しかしその結果、楽天モバイルではずっと無料利用が可能になってしまった。実際にキャンペーンと合わせてすでに2年以上、0円で使い続けているユーザーもいるはずだ。

 一方KDDIは、21年3月にスタートしたpovoを、同年9月末にpovo2.0にアップデートしている。povoは20Gバイトまで2728円で、24時間限定の使い放題や、通話プランをトッピングできるというものだったが、povo2.0では128kbpsという速度制限はあるもの、基本料0円での契約が可能。

 使いたいときに1Gバイトまで390円(7日間)〜のデータ通信プランや24時間限定の使い放題、通話プラン、コンテンツプランをトッピングして使用する。


povo2.0は基本料0円ですべてのサービスがトッピング。0円で利用できるデータ通信は128kbpsに制限される。また「#ギガ活」というユニークな取り組みも

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