2015年7月27日以前の記事
検索
連載

楽天モバイルが0円終了でも、KDDI「povo2.0」が0円を続けられるワケ知らないと損?業界最前線(4/6 ページ)

楽天モバイルの「0円プラン廃止」が波紋を広げている。そして新料金プラン発表後にユーザーが殺到しているのが、KDDIの「povo2.0」だ。楽天モバイルと同様に基本料0円から契約ができる。楽天モバイルは0円プランを止めたが、KDDI「povo2.0」の0円とは何が違うのか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 povo2.0の仕組みは同じ0円でも、海外でよく見かけるプリペイドの通信サービスに近い。実際にシステムにはシンガポールでMVNOサービスを提供する通信会社、サークルズライフの技術が用いられている。専用のスマートフォンアプリでトッピングを簡単に購入し、すぐ使い始めることが可能。

 povo2.0ではこのシステムを使って、提携店舗やサービスを利用すると、特典として300MB(3日間)程度をトッピングできる、「#ギガ活」というユニークなサービスも提供している。


povo2.0のアプリおよびトッピングのシステムは、KDDIの子会社、KDDI Digital Lifeとサークルズライフの協業で提供される。手続き後すぐ使える手軽さとスピードが強味だ

 楽天モバイルではずっと無料が可能だったが、povo2.0はずっと無料では使えない。規約には「180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります」と明記されている。

 楽天モバイルにも、180日間以上未使用の場合に利用を停止する規約はあるが、1Gバイト未満でも使用があれば停止にはならない。また楽天モバイルでは、「Rakuten Link」という専用アプリを使えば通話も無料で利用できるが、povo2.0では通話プランのトッピングが必要。また実際に使ってみると128kbpsという速度にはストレスを感じるため、快適に利用するにはトッピングの購入が不可欠となる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る