コラム
どうすれば新人営業は成果を出せるのか? まず上司がやるべきこととは:即戦力人材に育てる(3/3 ページ)
新入社員が入社して3カ月目に入る。4、5月は慣らし期間だが、6月にはそろそろ何か営業職として成果を出してほしいと思うものだ。成果を出してもらうために上司はどのようなコミュニケーションを取るべきか、自発的に営業という仕事に取り組んでもらうためにはどうすればいいか、その方法を解説する。
部下のマネジメント「言ってはいけないワード」とは?
新入社員に報告を求める際に、大切なポイントがある。“質問や相談について否定的な意見を言わない”ということだ。せっかくの質問に対して「そんな事も分かっていなかったのか?」などと言ったらどうだろう。コミュニケーションを取ろうという意欲を削ぐことになるのは間違いない。
どれほど基本的な質問や相談だとしても「なかなかいいところに気が付いたね。ベテランになるとそういった部分が見えなくなるんだ。ありがとう」「昨日はこんな活動をしたんだね。なかなかやるじゃないか」とまずは肯定する。質問がしやすくなることで、質問数も増えるかもしれない。褒められれば仕事のやる気にもつながる。
話しやすい空気づくりや小さな会話の積み重ねによってコミュニケーションのハードルを下げ、関係構築していくことが、成果を出す営業に育てるためにまずマネジャーがやるべきことだと言えるだろう。
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