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ペーパーレス化が進んでいるのに、なぜプリンタとインクの売り上げが伸びた? セイコーエプソン社長に聞いたウサイン・ボルトをPRに起用(5/5 ページ)

コロナ禍で在宅ワークにシフトしたことによって、家庭用プリンタとインク需要が逆に伸びて好業績を挙げているのがセイコーエプソンだ。社長就任3年目となるセイコーエプソンの小川恭範社長に狙いを聞いた。

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「いかに組織のメンバーの力を引き出すか」

――日ごろから経営者として心掛けていることは何でしょうか。

 社長就任当時から、自由闊達で風通しの良いコミュニケーションを取れるチームを作ろうと言ってきています。上意下達でなく、現場からいろいろな意見が出るようにしてきました。これからはDXもやりながら環境を前面に出して、ビジネスモデルも変えていかなければなりません。

 そして大事なのは共創です。これまでは全て自前でやることが多かったのですが、これに固執すると無駄な作業が多くなります。これからはパートナーと共創し、さらにはお客さまとしっかりつながって価値を出していくモデルにしていかなければなりません。

 社員に対しては「仕事を楽しもう」と言っています。楽しい仕事はないですが、そこに楽しさを見つけるのが大事で、「楽しくする努力をしよう」と話しています。管理職に対しては「いかに組織のメンバーの力を引き出すか。何もしなくてもメンバーが自律的に動いてくれるかが重要だ」と言っています。

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