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日本酒1本「888万円」 ビンテージSAKE「懸橋」のNFTが落札
Dojima Sake Brewery(英国)の製造する日本酒ビンテージSAKE「懸橋(ケンブリッジ)」のNFTを販売したところ、1本888万円の高額にも関わらず、即売となった。
英国の酒造「Dojima Sake Brewery」が製造した日本酒ビンテージSAKE「懸橋(ケンブリッジ)」のNFT(非代替性トークン)が、888万円で落札された。
落札されたのは、酒コレクターや投資家の中でも注目度が高く、入手困難なシリアルナンバー888の「懸橋」1本。
即売した背景には、NFTというブロックチェーン技術で、本物の証明ができることにより、まがい物から守れる利点が影響している。
Dojima Sake Breweryは、堂島麦酒醸造所(大阪市)を母体とする酒蔵で、同社によれば日本企業が欧州に設立した初めての酒蔵だという。英国ケンブリッジ郊外の重要な歴史的建造物指定エリア10万坪(東京ドーム約8個分)を購入。
9年間に渡り、約20億円をかけて建築開発し、世界に向けて日本発信プロジェクトを展開している。
Dojima Sake Breweryで醸された「懸橋」は、今まで一般の流通には乗せず、日本酒の価値を上げる徹底したブランディングを貫いてきた。
ビンテージSake「懸橋」を所有するのは、Dojima Sake Breweryで特別に販売した際の購入者か、セラーで「懸橋」を3年間熟成させるThe Dojima Member’s Clubのメンバー、年間10本のみ取引できる証書を持つレストラン1000軒だけのため、希少性が高くプレミアとなっている。
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