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東急バスのEV自動運転バス 当面の目標は「路線バスの先」にある:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/8 ページ)
東急と東急バスが9月13日〜15日に多摩田園都市の住宅街で「自動運転モビリティの実証実験」を実施した。実験コースは横浜市青葉区すすき野付近で、反時計回りに4つの信号機付き交差点を巡って戻る。使用車両は8人乗りの小型バス。この小さな車両が選ばれた理由から、課題が見える。
東急と東急バスが多摩田園都市の住宅街で「自動運転モビリティの実証実験」を実施した。
初めの目標は「新路線の導入」であり、「既存路線バスの自動運転化ではない」という。報道関係者向けの試乗会に参加してみると、「導入の意図」がコースや車両の選択に現れていた。付近に住む筆者としても実用化がとても楽しみだ。
実証実験は2022年9月13日から15日まで。報道試乗会は14日。実験コースは横浜市青葉区すすき野付近を拠点とする。ここは東急電鉄田園都市線のあざみ野駅からバス「あ27系統」の終点「すすき野団地」付近。たまプラーザ駅から「た41系統」が同停留所を経由する。鉄道駅からバスで10〜15分の地域だ。
周辺に全37棟820戸のすすき野団地、小学校、中学校がある。最寄りの商業施設は徒歩4分のコンビニと、徒歩6分のスーパーマーケット。その辺りに横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸予定があり、駅もできる。便利なところである。ただし帰りの上り坂はちょっとキツい。
戸建て住宅を含めると人口約3300人。実験コースを挟んで隣接するすすき野1丁目、荏子田(えこだ)2丁目を合わせると約9600人という規模になる。
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