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東急バスのEV自動運転バス 当面の目標は「路線バスの先」にある:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(2/8 ページ)
東急と東急バスが9月13日〜15日に多摩田園都市の住宅街で「自動運転モビリティの実証実験」を実施した。実験コースは横浜市青葉区すすき野付近で、反時計回りに4つの信号機付き交差点を巡って戻る。使用車両は8人乗りの小型バス。この小さな車両が選ばれた理由から、課題が見える。
実験コースを詳しすぎるほど解説
実験コースは東急バス「すすき野団地折返所」を出発し、4つの信号機付き交差点を巡って戻る。反時計回りで交差点は左折のみ。東急グループエリアで初の実験とあって、難易度の低いコースにしたという。
難易度が低いとはいえ、このコースは技術的に検証すべきポイントが多い。すすき野団地折返所のある道路は、片側1車線ながら路側帯があり幅も広い。そこを路線バス「あ27系統」「た41系統」は、朝の通勤時間帯にそれぞれ3分間隔で走る。ほかの系統も合わせて1日に200本以上のバスが通る。渋滞はめったにないけれど交通量は多い。
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