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「地獄に墜ちてほしい」騒動で浮き彫りに? 音楽サブスクで得するミュージシャン、損するミュージシャン:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/4 ページ)
シンガーソングライターの川本真琴氏が26日、自身のSNSで音楽のサブスクリプションビジネスについてのぼやきととられる場面があった。ただし、この点についてはミュージシャンの間でも見解が分かれるようだ。
「サブスクを考えた人は地獄に墜ちてほしい」──人気アニメ『るろうに剣心』の主題歌『1/2』などで知られるシンガーソングライターの川本真琴さんが9月26日に、自身の公式Twitterアカウントで音楽のサブスクリプションビジネスについて、“恨み節”とも取れる見解を投稿し、Twitter上で物議を醸す一幕があった。
一連の投稿内容の趣旨としては、AppleMusicやSpotifyに代表されるような、月額課金で音楽が聴き放題となるサブスク方式が、ミュージシャンの立場としてはCDやダウンロードのような買い切り形と比較して雀の涙のような収入にしかならないこと。そして、このような音楽聴き放題ビジネスが「ミュージシャン」という仕事自体を成り立たせなくなってしまう可能性があるという趣旨のものであった。
その一方で、川本氏自身も「サブスクの否定はしていません! わたしも利用しています」とサービスの利便性については一定の支持を示している。しかし安価で多種多様な曲を聴けるということは、同氏の指摘するようにミュージシャンの収益性を犠牲にすることで成り立っている面もある。
冒頭のツイートはすでに削除されているものの、このような問題提起のために、川本氏はサブスク考案者について「地獄に墜ちてほしい」といった強い言葉を使って「サブスクでの利益がどれだけ少ないかを知って」ほしかったようだ。
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