都道府県別、人気の移住先ランキング 北海道、兵庫県を抑えた1位は?:約4万人に調査(1/2 ページ)
移住・関係人口促進サービス「SMOUT」を運営するカヤックが、約4万人のユーザー動向から調査した人気の移住先ランキングを発表した。市区町村と都道府県別にランク付けしている。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
移住・関係人口促進サービスのSMOUTを運営するカヤック(神奈川県鎌倉市)は、「SMOUT移住アワード2022 上半期」を発表した。都道府県部門では、長野県が21年度に続き1位となった。
同サービスは、地域の人(自治体・事業者・個人など)が、地域に興味がある人をプロジェクトベースで募集し、直接スカウトできるマッチングサービス。18年6月の開始以来、年度ごとに地域の活動を表彰する「SMOUTアワード」を実施している。今回の調査は一定の期間を設け、累計プロジェクト数7209件の中から、SMOUTユーザーが地域の発信する情報に対し、「興味ある」と押した数を集計しランキング化した。
市区町村部門では、長野県伊那市が1位となり、南アルプスの「山」や「森林」の環境を感じられるプロジェクトが人気を集めた。実際の移住者からは「伊那市は循環型社会の形成を推進していて自然にも人にも優しい生活を目指しているので、今後暮らしがどう変わっていくかが楽しみ」という声があがった。
次いで、ローカル起業プログラムや、温泉旅館リブランディングスタッフ募集など「働く」プロジェクトを多く生み出した兵庫県豊岡市が2位、「高台の空き家」や「UJIターン促進住宅」など、住宅関連の面白プロジェクトが目立った山口県萩市が3位と続いた。
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