イオン、ブラックフライデーの概要を発表 「1000万円超」の小判を今年も販売 二極化する消費ニーズを狙う:年末年始に次ぐ稼ぎ頭(1/3 ページ)
イオンがブラックフライデー商戦の戦略を発表した。物価高の高騰などを前にした節約ニーズと、年末年始やクリスマスを前に膨らむ消費ニーズの双方を抑えた商品ラインアップとなっている。
イオン・イオンリテールは11月1日、2022年のブラックフライデー商戦の戦略や扱う商品を発表した。「イオン ブラックフライデー」として、18日から全国の「イオン」「イオンスタイル」約500店舗と、オンラインショップで最大10日間開催する。
昨今、円安による物価高、電気代の高騰などで消費者の生活防衛意識が高まっている。一方で、クリスマスや年末年始を前にした消費マインドの高まりもあり、消費動向が二極化していると同社は分析。その上で、「物価高を気にせず買い物したい」「節電対策をしたい」「国内旅行を楽しみたい」といったニーズをくみ取り、今回のキャンペーンに反映したという。前年比で114%の成長を見込み、扱う商品は前年比1割増となる約1400品目。
企画の柱となるのは「(1)環境変化に対応したお値打ち企画」「(2)Z世代に向けた企画・商品」「(3)ご当地企画」の3つだ。
(1)では、円安が進む中、国産の肉や魚などの高価値食品を重点的にラインアップ。その他、省エネ家電や寝具などを通常価格の最大半額で販売する。また、前年好評だったアプリ向けのスペシャルクーポン対象商品を前年比2倍に拡大するなど、価格と価値の両面からアプローチするという。
(2)では、Z世代に人気の作品『名探偵コナン』のスピンオフ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』のキャラクターとコラボ。菓子やアパレル商品など、全14品目を用意した。その他、TikTokでの施策も予定している。
(3)では、全国各地に店舗やバイヤーを配置している強みを生かし、ご当地食材を中心とした予約販売会や、ご当地スイーツの期間限定販売などを実施する。
関連記事
- 7割が「不満」 冬ボーナスの支給金額 3位「5万〜10万円」、2位「30万〜50万円」、1位は?
ヒューネルがボーナスに関する調査結果を発表した。最も多くの人が回答した金額帯はいくらだったのか? - 日本企業の課長職、貯蓄平均は「1550万円」 年収の平均は? 業務内容で大きな差 毎月のお小遣い額も明らかに
ビジネスコーチが「日本の課長」に関する調査を実施。年収や毎月のお小遣い、理想の上司/部下などを課長1000人に調査した結果が明らかになった。 - 温泉宿のクチコミランキング 3位「伊香保温泉 ホテル木暮」、2位「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」 1位は?
楽天トラベルが「お風呂のクチコミ評価が高い温泉宿ランキング」を発表した。クチコミを基に、1〜10位までをランク付けしている。その結果、3位には伊香保温泉、2位は玉川温泉の宿がランクイン。果たして1位はどこだったのか? - 都道府県別、人気の移住先ランキング 北海道、兵庫県を抑えた1位は?
移住・関係人口促進サービス「SMOUT」を運営するカヤックが、約4万人のユーザー動向から調査した人気の移住先ランキングを発表した。市区町村と都道府県別にランク付けしている。 - 初デートで「なし」なメニュー 3位「ギョーザ」、2位「ジビエ」、1位は? ファミレス容認派の割合も明らかに
ホットペッパーグルメ外食総研が初デートでの「あり」「なし」ランキングを発表した。SNSで話題になることも多い「ファミレス初デート」容認派の割合や、「あり」「なし」な店・メニューが明らかになった。 - 4000人に聞いた「好きなお菓子」、1位は? 今夏売れたアイスも明らかに
プラネットが、おやつ・お菓子に関する調査結果を発表した。4000人規模の調査から、好きなお菓子や今夏売れたアイスが明らかに。 - ドミノ・ピザ、値下げキャンペーンの一方で“6%値上げ”していた 告知不十分で不満の声も
ドミノ・ピザが10月3日から、デリバリー・持ち帰りを問わず全注文に対してサービス料を徴収し始めた。現状、告知は公式Webサイトやメールマガジンのみで、告知の不十分感が否めない。なぜ、今なのか。そして、いくらかかるのか。広報担当者を取材した。 - 儲けを取るか、顧客を取るか 苦境続く新電力 石川電力の自己破産は氷山の一角?
10月4日に自然電力がサービス終了を発表し、10月6日には石川電力の自己破産が報じられるなど、苦境が続く新電力。最近では収益性向上のために「市場連動型」の料金プランを導入する企業も出始めているが、茨の道といえそうだ。 - 「ジーユー以上、ユニクロ以下」の価格帯で勝負 FOREVER21、日本市場で“三度目の正直”となるためのカギは?
2023年、日本市場への再チャレンジを発表したFOREVER21。過去に二度の撤退を経験しながら、今回を“三度目の正直”とできるか。勝負する価格帯は、「ジーユー以上、ユニクロ以下」となり、激しい価格競争も想定される中、成功のカギはどこにあるのか。専門家が分析する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.