永住するなら都市部? ベッドタウン? 40代だけ異なる傾向に:1都3県の在住者に聞く
ロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)は、1都3県の在住者を対象に「住みたい街に関する調査」を実施した。その結果、永住したいと思う地域は、都市部が41%、郊外のベッドタウンが42%とほぼ同率であり、40代で「都市部」を望む人が多いことが分かった。
共通ポイントサービスPontaを運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)は、1都3県の在住者を対象に「住みたい街に関する調査」を実施した。その結果、永住したいと思う地域は、都市部が41%、郊外のベッドタウンが42%とほぼ同率であり、40代で「都市部」を望む人が多いことが分かった。
いずれの年齢層でも「都市部」と「郊外」は僅差だったが、40代のみ「都市部」を選ぶ人が多かった。
住みたい街を自由回答で聞いたところ、「吉祥寺」や「横浜」が人気だった。吉祥寺、立川、中野、荻窪、三鷹といった中央線沿線の駅が多くランクインした。一方、実際に住んでいる街の上位には、「吉祥寺」のランクインは見られなかった。
住みたい街を性別で見てみると、「吉祥寺」「横浜」は男女ともに人気が高かった。男性は女性と比較すると、「東京都内」に住みたい傾向が見られた。男女ともに人気なのは、「中野」「高円寺」「立川」などの中央線沿い、「新宿」「目黒」「恵比寿」などの山手線沿いだった。
次に、年齢層別で住みたい街を見てみると、「吉祥寺」「横浜」は年齢層問わず人気があり、中央線、山手線沿いも広い年齢層から支持された。また、他の年齢層に比べ50代・60代は東京都外への関心が高かった。特に60代は、神奈川県内の街を希望する傾向にあった。
引越しを検討している人に、引越し予定地を聞いてみたところ、住みたい街と一致している人は66%だった。
調査は、Pontaリサーチに会員登録をしている20〜60代の1都3県在住者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1000人。期間は2022年10月5〜6日。
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