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スタバの黒板アートの名手「GAHAKU」に聞く “商品の魅力を最大限に伝える”コツ:使うのは“11色”だけ!(3/5 ページ)
スタバには「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、GAHAKUに選ばれた市村さんに“商品の魅力を最大限に伝える”コツを聞いた。
利用者から反響が大きかった作品3選
市村さんが過去に作成した黒板ボードで好評だったものを聞いた。
(1)富士山の魅力を伝えたコミュニティボード
「コロナ禍で旅気分や富士山の魅力を感じていただきたいと制作しました。富士山の輝きを7色で表現し、山開きを祝う感じも表現しました。海外の方向けに山の名前を英語でも表記。ボード前で写真を撮ってくださるお客さまも見られました」
(2)クラブハウスサンド 石窯カンパーニュ
「掲載したのが夏だったので、アイスコーヒーとセットで描きました。ドリップコーヒーの氷を多めに、水しぶきを描いて、涼やかさを表現。フードは大きく目立つように、具材があふれている感じや、野菜のみずみずしさを表現しています。このボードのおかげか、クラブハウスサンド 石窯カンパーニュの売り上げが他店と比較してとても好調でした」
(3)定番商品をまとめたオファリングボード
「湯気などで温度感も伝えながら、商品に忠実に、リアル感を出すように工夫しています。画に描いてある商品を指をさしてオーダーしていただくことが多かったです」
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