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すかいらーくが新業態で「そば屋」を始める狙いとは 埼玉に1号店オープン(1/2 ページ)

すかいらーくホールディングスのそばチェーン「八郎そば」の1号店がオープンする。同社にとって、新業態参入は6年ぶり。このタイミングでなぜ、そばチェーンを始めるのか。狙いを担当者に聞いた。

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 「ガスト」や「バーミヤン」などファミリーレストランチェーンを展開する、すかいらーくホールディングスのそばチェーン「八郎そば」の1号店(埼玉県白岡市)が、1月18日にオープンする。同社にとって、新業態参入は6年ぶり。このタイミングでなぜ、そばチェーンを始めるのか。狙いを担当者に聞いた。

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「八郎そば」の店舗イメージ

ガストの店舗を改装 満足度を高めるこだわりとは

 八郎そばの大きなこだわりの1つはメニューだ。自家製の生そばを使った商品を提供する他、味の決め手となる「だし」には利尻昆布と本枯節を使用。店内で一から抽出し、香りにこだわった。

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自家製の生そばを使用

 「今日は旨いめしを腹いっぱい食べたい」をコンセプトに、そばとともに提供する具材や、かつ丼などのフードメニューも全て店内で調理する。このため、そばの競合チェーンと比較して、メニューの価格も高めに設定した。担当者も「手間暇をかけて作っている」と品質に自信を見せる。

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そば以外のメニューも店内調理している

 もう1つのこだわりが店舗設計だ。そばといえば、立ち食いそばに代表されるように、駅周辺や構内で時間をかけずに気軽に食べられる一面がある。だが、後発のすかいらーくが目指すのは、こうしたイメージとは真逆の店舗だ。

 1号店にはもともとガストとして営業していた店舗を再利用するとともに、ドリンクバーの代わりに「そば湯バー」を無料提供するなど、限られた時間で、ゆったりとリラックスできるように設計。来店者の満足度を高める工夫を施している。

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ガストの店舗
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複数の業態を展開するすかいらーく(ともに出典は同社公式Webサイト)
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