若手の2人に1人は「3年後、この職場にいない」──辞めたい理由1位は?:新卒1〜3年目に調査(3/3 ページ)
法人会員向けASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)は、第6回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表した。
入社前の良いイメージが悪化した項目
一方で、入社前には良いイメージがあったが入社後に悪化した項目については、1位「給料が良い」(同29.8%)、2位「福利厚生が充実している」(同17.6%)、3位「仕事に誇りを持って取り組める」(同7.6%)となり、入社前と入社後のイメージのギャップが生じやすい事象がうかがえる結果に。また、「商品・サービスが良い」や「周囲とコミュニケーションが図りやすい」については、「3年以内に退職」とした人の回答率が「3年後も勤続」とした人の回答率よりも、7ポイント以上高く、回答傾向に乖離(かいり)が見られることから、勤続意欲の低下に直結しやすい項目であることが分かった。
勤務先の働き方に関する考え方や制度については、「時代遅れとは思わない」(回答率53.5%)が「時代遅れだと思う」(同46.5%)を上回った。中でも、新卒入社1年目は、6割近くが「時代遅れとは思わない」と回答し、他の年次よりも、自身の勤務する会社は時代遅れとは感じていない様子が見受けられた。
勤務先の働き方や制度が時代遅れだと思う項目は「サービス残業」(同37.6%)が1位となり、以下「業務効率が悪い」(同26.5%)、「有給休暇を取得しにくい」(同23.3%)、「テレワークの未導入」(同22.9%)と続いた。中でも「業務効率が悪い」「有給休暇を取得しにくい」「テレワークの未導入」の3項目においては、「3年後も勤続」とした人よりも「3年以内に退職」とした人の方が、回答率が7ポイント以上高いことから、勤続意欲の低下につながっている可能性がうかがえる結果となった。
調査は、2022年9月26日〜10月4日に新卒入社1〜3年目の男女600人を対象に実施した。
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