調査リポート
転職で「年収が上がる」のは約4割 どんな職種?:正社員1500人に聞いた(1/2 ページ)
転職で年収が上がる人の割合はどのくらいなのか? 就活情報サイトを運営するマイナビ(東京都千代田区)が発表した「転職動向調査2023年版」によれば、2022年に転職した20〜50代正社員のうち、転職で年収が上がった人は39.5%だった。
転職で年収が上がる人の割合はどのくらいなのか? 就活情報サイトを運営するマイナビ(東京都千代田区)が発表した「転職動向調査2023年版」によれば、2022年に転職した20〜50代正社員のうち、転職で年収が上がった人は39.5%だった。
22年の20〜50代正社員の転職率は7.6%で、21年の7.0%から上昇した。16年以降で最も高い水準となり、転職市場の活発さがうかがえる結果に。また、男女別にみると、特に20〜40代男性は、過去7年間で最も高い転職率となった。
転職活動を始めた理由は、「給与が低かった」(12.5%)が最も多く、次いで、「職場の人間関係が悪かった」(9.3%)、「仕事内容に不満があった」(6.6%)と続いた。「給与が低かった」は21年から2.7ポイント増加した。同社は「物価上昇により現状の給与への不満が高まったことが要因として考えられる」と分析した。
入社を決めた理由は、「給与が良い」(15.4%)がもっとも高く、次いで「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」(9.8%)、「希望の勤務地である」(9.2%)となった。21年までは「勤務地」「休日・残業」などの勤務環境がより強い決め手となっていたが、それよりも生活に必要な収入が優先されるようになったことが分かる結果となった。
関連記事
- 若手の2人に1人は「3年後、この職場にいない」──辞めたい理由1位は?
法人会員向けASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)は、第6回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表した。 - 「優秀だが、差別的な人」が面接に来たら? アマゾン・ジャパン人事が本人に伝える“一言”
多様性を重視するアマゾン・ジャパンの面接に「極めてだが優秀だが、差別的な人」が来た場合、どのような対応を取るのか。人事部の責任者である上田セシリアさんに聞いた。 - 「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」 両者を分ける“4つのスキル”とは?
日本企業はなぜ、「部下を育てられない管理職」を生み出してしまうのか。「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」を分ける“4つのスキル”とは? 転職市場で求められる優秀な管理職の特徴について解説する。 - 「手塩にかけて育てたのに転職」を、どう防ぐか? 社員のキャリア開発マニュアル
近年、多くの企業が取り組む「従業員のキャリア開発」。キャリア自律を支援する一方で、推進するにあたっては課題や、退職リスクもあります。十分な検討と準備が必要ですが、それでは、何から始めればよいのでしょうか。解説します。 - 「同業他社への転職禁止」を破った元社員は、賠償金1000万を払え! 誓約書は有効?
当社では機密を守るため、同業他社への転職を禁じており、入社時には誓約書を交わしています。しかし、先日退職した元社員が、同業他社に就職していたことが発覚しました。誓約書に違反したわけなので、1000万円の賠償金を請求する裁判を起こそうと考えていますが、問題ないでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.