オンライン診療「利用したことがない」8割 理由は?(2/2 ページ)
オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」を提供するメドレー(東京都港区)は、生活に身近なオンラインサービス及びオンライン診療に関する意識調査を実施した。
オンライン診療 なぜ使わない?
利用したことがない人にその理由について聞くと、「症状を正確に伝えられるか分からない」(23.4%)、「正しい診断を受けることができるか不安」(23.4%)といった医師とのオンラインのコミュニケーションに対する懸念や、「どうやって利用を始めればよいか分からない」(22.2%)という理由が上位となった。
年代別で見ると、20〜30代のオンライン診療の利用率は全体の6割近くを占め、オンライン診療は若い世代を中心に利用が進んでいることが分かった。 また、利用頻度は定期的な利用や複数回利用したことがある人は合わせて72.0%となり、1度だけ利用したことがある人を大きく上回る結果となった。
オンライン診療を利用するメリットについて尋ねると、「移動にかかる時間や診療・会計の待ち時間を他のことに使えるようになる」(56.5%)が半数以上を占め、その他、「外出先での感染症への感染を防げる」(39.1%)、「仕事と育児や介護の両立がしやすくなる」(34.8%)などの回答があった。
利用するタイミングについては「休日の空いている時間」(45.1%)、「仕事の昼休みや休憩時間など」(40.2%)と回答した人が多く、20〜30 代を中心に、仕事や育児などのスキマ時間を活用してオンラインでの診療を受けている様子がうかがえた。
診療科ごとに、「対面」「オンライン」「対面とオンラインの併用」の中で、受けたことがある受診方法について聞いたところ、27の診療科のうち22において、オンライン診療のみよりも対面とオンラインを組み合わせての受診が上回る結果となった。対面とオンライン診療を組み合わせた受診の割合が多かったのは、内科がトップとなり、次いで、皮膚科、耳鼻咽喉科、消化器科と続いた。
調査は2月16〜17日に、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、愛知県在住の20〜60代の男女を対象に実施した。有効回答数は400件。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
女性に人気のハイブランド財布 3位は「GUCCI」、2位は「COACH」、1位は?
secret placeは、20代以上の女性に「女性に人気のハイブランドの財布」について調査を実施した。今自身が使っている財布のブランド1位は「Louis Vuitton」だった。
スシロー、おとり広告で「信用失墜」し客離れ──それだけではない業績悪化のワケ
最近のスシローといえば、おとり広告の問題で景品表示法に係る措置命令を受けてしまった件は記憶に新しいことでしょう。こういった問題が起きるとどのような影響があるのかを「減損損失」という視点から見ていきます。
社長は「トヨダ」氏なのに、社名はなぜ「トヨタ」? “TOYODA”エンブレムが幻になった3つの理由
日本の自動車産業をけん引するトヨタ自動車。しかし、同社の豊田社長の名字の読み方は「トヨダ」と濁点が付く。なぜ、創業家の名字と社名が異なるのか? 経緯を調べると、そこには3つの理由があった。
「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」 両者を分ける“4つのスキル”とは?
日本企業はなぜ、「部下を育てられない管理職」を生み出してしまうのか。「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」を分ける“4つのスキル”とは? 転職市場で求められる優秀な管理職の特徴について解説する。
ファミマに吸収合併されたコンビニはどれ? 「ポプラ」「スリーエフ」「am/pm」
ファミリーマートの店舗を目にしたとき、「そういえば、ここは数年前まで別のコンビニじゃなかったっけ?」と記憶をたどったことはないだろうか。同社はこれまで、複数の企業を吸収合併してきた歴史を持つ。




