「スマホ管理疲れ」約4割の親が実感 フィルタリング以外の対策は?(1/2 ページ)
子どものスマートフォン管理に疲れを感じる親は約4割──そんな結果が、CyberOwl(東京都渋谷区)が全国の小中学生の子どもがいる保護者619人を対象に実施した調査で分かった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
子どものスマートフォン管理に疲れを感じる親は約4割──そんな結果が、CyberOwl(東京都渋谷区)が全国の小中学生の子どもがいる保護者619人を対象に実施した調査で分かった。
子どものスマホなどの利用を管理したり注意を促したりすることに疲れを「感じたことがある」と回答した人は38.8%に上った。特に、子どものどんな利用において疲れを感じているかを聞くと、「YouTube」が最も多くなった。
回答した人からは、「朝起きて身支度もせずYouTubeを見る行動が増え、ご飯も食べずに依存しケンカになることも多々ある。しつこく言うのが疲れる」(小学4年生の保護者)、「時間制限の対策を取っても、お友だちから抜け道を教えてもらい、いつの間にか制限時間以上に使用している」(中学1年生の保護者)といったコメントが寄せられた。
子どものスマホなどを上手に管理できていると思うかを尋ねると、「そう思う」と回答した人が最も多く(47.8%)、次いで「あまりそう思わない」の40.2%だった。
子どものスマホなどのフィルタリング設定について、64.3%が「設定している」と回答した。「設定していなかったが途中から設定した」(3.4%)という人もおり、実際にトラブルなどに巻き込まれた例もあった。
一方、「設定していたがやめた」と回答した人も約1割いた。「制限をかけて見られないサイトが多くなり子どもが不満を持っていたから」や、「子どもがネットで検索して勝手に解除した。イタチごっこなので諦めた」などの体験談が寄せられた。
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