「スマホ管理疲れ」約4割の親が実感 フィルタリング以外の対策は?(2/2 ページ)
子どものスマートフォン管理に疲れを感じる親は約4割──そんな結果が、CyberOwl(東京都渋谷区)が全国の小中学生の子どもがいる保護者619人を対象に実施した調査で分かった。
どんな対策をしているのか
フィルタリング以外でどのような対策を取っているか聞いてみると、「利用場所の設定」(21.6%)、「定期的な家族の話し合い」(21.2%)が上位となった。
他にも、習い事を増やしたり他の趣味を促したりするなど、利用方法以外で42.5%の保護者が対策を講じたことがあった。最も多かったのは、「家族でのコミュニケーション(会話や外出など)を増やした」で、次いで「勉強の習い事を始めた、または増やした」「アナログな趣味を見つけさせるようにした」が続いた。
効果はあまりないと感じた対策やサポートを聞くと、「端末を子どもに与える年齢を上げる」(20.0%)が最も多くなった。「年齢が低くても周りの友だちが持っているためいじめにつながる可能性がある」(小学3年生の保護者)、「年齢をあげても端末を触ることが初めてだとやはり未熟なためトラブルに遭いやすいと思う。年齢が上がるほど親に隠したりすることもうまくなる」(小学4年生の保護者)などの声が寄せられた。
効果があると思った対策やサポートでは、「何かあったときに保護者に相談しやすい環境を作ること」(28.9%)と、「家庭で利用方法についてのルールを作り守らせること」(28.6%)がいずれも約3割となった。
保護者からは、「利用を制限していても何かトラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれないから、その時にすぐ保護者に言える方がいい」(小学5年生の保護者)、「ダメと言っても制限をかけてもこっそり触ってしまうものなので、あまり抑えすぎずに、トラブルに巻き込まれたときに早めに対処できる方法は子どもから相談されること」(中学3年生の保護者」などのコメントがあがった。
調査は3月7〜16日、インターネットで実施した。
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