調査リポート
職場で「生きづらさ感じる」LGBTQ+、非当事者の約1.5倍 職場に求めることは?(1/2 ページ)
Indeed Japan(東京都港区)は、全国のLGBTQ+当事者を対象に「仕事や職場に関する意識調査」を実施した。その結果、やりたい仕事に就く・やりたい仕事を辞めずに続けられるように職場に求めること1位は「差別的な発言や行動する上司・同僚がいない」だった。
Indeed Japan(東京都港区)は、「仕事や職場に関する意識調査」を実施した。その結果、LGBTQ+当事者がやりたい仕事に就く・やりたい仕事を辞めずに続けられるように職場に求めること1位は「差別的な発言や行動する上司・同僚がいない」だった。
職場で「生きづらさ」感じる 非当事者の約1.5倍
現在または直近の職場で生きづらさを感じるかを尋ねると、39.1%が「感じる」と回答。非当事者(シスジェンダーかつヘテロセクシュアル)の26.8%と比較して、約1.5倍の結果となった。
また、33.5%が「仕事探しや職場において、不安やストレス、嫌な思いを経験したことがある」と回答した。
仕事探しや職場で感じた不安・ストレスへの対策は、35.5%が「誰にも言わず/何もしなかった」一方で、21.5%が退職もしくは転職、あるいは転職活動を開始した経験があった。
現在の職場で同僚や上司に対しカミングアウトをしているかを聞くと、75.8%が「していない」と回答した。同社はこの結果により、「企業(職場)からはLGBTQ+当事者の存在が『見えづらい』状況が考えられ、そのため職場での環境づくりやコミュニケーションが進みにくく、LGBTQ+当事者が職場で感じる不安や生きづらさにつながっているという可能性も考えられる」と分析している。
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