組み立て式「セブン銀行ATM風」の貯金箱が話題 背景にセブンの“推し活推し”:「推しのATMになりたい」をかなえる(1/2 ページ)
セブンネットショッピングで購入予約を受け付けている「セブン銀行風ATM貯金箱」が話題だ。「推しのATMになりたい」というニーズを背景に開発し、デザインはセブン銀行が監修するなど本格的なものになっている。
「推しのATMになりたい」――そんなニーズをかなえるような商品が一部で話題になっている。セブンネットショッピングが購入予約を受け付けている「セブン銀行ATM風貯金箱」だ(予約者の商品受け取りは6月29日以降を予定)。その名の通り、コンビニのセブン‐イレブンなどに設置されている「セブン銀行」のATMを再現した商品になっている。
デザインはセブン銀行が監修した。本体の商品サイズはW約300×H235×厚み3ミリで、カラーは全9色を展開する。貯金箱の前にアクリルスタンドを差し込んだり、缶バッジを飾ったりできるようになっている。
商品説明では「あなたの推しATMに! 推しを尊いと思った時や、推しに会いたいと思った時に貯金をすれば、自然に貯まっているかも・・・!?」(原文ママ)とコメントしている。貯金できる容量は、500円玉が約130枚。天面の穴から硬貨を入れ、取り出すときは底面を取り外す。
これまで、2022年11月に予約販売を行っており(発売は23年3月)、大きな反響を得たことから2次予約を受け付けた形だ。1次予約で購入した人からは、商品自体のデザインや推しのグッズを飾れることから好評を博しているという。
かなり思い切った商品にも見えるが、なぜ開発に至ったのか。
貯金箱を自作する人も
担当者によると、今回の商品開発に当たっては“推し活”をする人の懐事情に着目した。推し活には、グッズの購入やライブ・イベント遠征などに費用がかかる。そのため、費用を捻出するために、推し仕様の貯金箱を自作して貯金する人も多いのだという。
こうしたニーズを背景に、セブン&アイグループならではの貯金箱をつくれないか検討した結果、セブン銀行ATM風貯金箱が誕生した。
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