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利用されない指定席券売機 やっぱり「駅の窓口廃止」は間違っている:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(2/6 ページ)
インターネット予約のおかげで、新幹線の移動はとても便利になった。交通系ICカードと予約情報をひも付ければきっぷは不要。しかし便利なのは移動が新幹線で完結する場合だけで、在来線を乗り継いだり、一筆書き経路では窓口がないとお手上げだ。ところがその窓口が激減している。
ここで、JR東日本の現在の「みどりの窓口」や「指定席券売機」などが、どのくらい設置されているかを見てみよう。
「指定席券売機」がある駅は普及が進む。その場で列車を選ぶほか、えきねっとで予約したきっぷを発券できる。一部の駅ではJR西日本「e5489サービス」JR東海「EXサービス」のきっぷも発券可能(出典:JR東日本、駅を検索)
オンラインで対話ができる「話せる指定席券売機」は画面に「人間の担当者」が現れて、会話で手続きができる。書見台が装備されており、通学証明書、学生割引証明書、ジパング倶楽部会員証など、証明書が必要なきっぷや定期券を購入できる。
「はなせる指定席券売機」こそ、「みどりの窓口」を完全に代替できる機械だと思うけれど、設置駅は少ない。
客の要望は、指定席券売機や話せる指定席券売機でも解決できるかもしれない。しかし操作に不慣れな客にとって「操作を間違えたらどうしよう」と不安が付きまとう。お客様に対して、サービスの入口で不安にさせるという商売はいかがなものか。
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