2015年7月27日以前の記事
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「東京オートサロン」はどこまで成長するのか クルマ好きをひき付ける魅力がある高根英幸 「クルマのミライ」(4/5 ページ)

今年も年明けに東京オートサロンが開催された。カスタムカーの祭典だが、自動車メーカーも積極的に出展し、クルマ好きの心をつかんでいる。環境に配慮した次世代モビリティの提案も増えた。自動車産業を支える一大イベントとして、どこまで成長できるのか。

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 日本を代表するチューニングパーツメーカーのHKSは、「ハイエース」をPHEV化するだけでなく、LPGや合成燃料、水素まで燃やせるマルチフューエル仕様にして持ち込んだ。スペースに余裕があることからできる限り多くの種類の燃料を利用できるようにするというのは、デモカーとはいえユニークな試みだ。


HKSはチューニングだけでなく、エコカー関連も注力しつつある。今回はハイエースをPHEV化するとともに、LPGや合成燃料も使えるように幅広いエネルギーへの対応をアピールした

 東京オートサロンは、こうした環境に配慮した次世代モビリティの提案も受け入れる度量を持つまでに成長したのだ。来年はこうした提案にさらなる進化があるのか、と期待してしまう。そのくらい未来志向で先進的な部分も手に入れつつある。

 つまり、改造車マニアのためのイベントから、クルマ趣味やクルマすべてをカバーする唯一無二のイベントに成長しているのだ。

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