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キャンピングカー人気は続くのか 需要維持に必要な要素とは?:高根英幸 「クルマのミライ」(4/5 ページ)
日本のアウトドアブームが落ち着いてきた一方、キャンピングカーの人気は衰えていない。展示会では大型車両をベースにした展示車が増え、熟年オートキャンパーの心をつかんでいる。しかし、ブームによるマナー低下に歯止めをかけないと、衰退につながりかねない。
キャンピングカー業界が果たす役割
自然豊かなキャンプ場に巨大な看板で禁止事項がデカデカと書かれていたら、それだけで興ざめしてしまう人は少なくないはずだ。そういったしがらみから開放されて、のんびりと過ごしたいからこそ、アウトドアへと向かうのだろう。
しかし開放的な気分に浸るあまり、守るべきルールを忘れて暴走してしまう層も一定数存在しているようだ。
自治体が地元の行楽客のために管理しているキャンプ場なら閉鎖するだけで済むが、民営のキャンプ場では死活問題にも発展しかねない。さらにそれはジワジワとアウトドアブームを下火へと追いやることになりかねないのだ。
キャンピングカービルダーなどキャンピングカー関連企業が加盟する、オートキャンプを推進する団体は、これまでもオートキャンパーのマナー向上につながるよう、さまざまなイベントやインターネットによる情報発信、広告などを通じて啓蒙活動を行っている。
グランピングはともかく、オートキャンプに関しては日本のマナーやモラルを知らない外国人観光客はほとんどいないだろうから、日本人に対してルール厳守を徹底させるのはそれほど難しいことではないのではないか。
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