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会議を「全員やる気を失う時間」にしてしまう、3つのありがちな社内ルール:「キレイごとナシ」のマネジメント論(2/6 ページ)
ルールが適切でないと組織の空気は緩くなり、社員のやる気も失われていく。
イライラする会議ルール、3つの特徴
まず、会議の生産性を悪くするルールには、次の3つの特徴がある。
- 数が多すぎて覚えられない
- 形骸化している
- 罰則の実効性がない
最も問題なのは「数が多すぎる」ことだ。メンバーが覚えきれないほどのルールがあると、どれが重要でどれが重要でないのか分からなくなる。特に上層部が新しいルールを次々と追加していくと、現場は混乱する。
会議の事前準備、始まりの時間、終わりの時間をルールとして決めるぐらいならいいが、
- 「議題は当日10時で締め切り」
- 「会議資料はA4サイズで縦型、会議5分前に配り終えておく」
- 「資料作成者による読み合せ時間は5分以内」
- 「発言する時間は2分以内」
- 「質問は30秒以内」
- 「意見を求めるときは2人まで」
- 「議事録は当日の17時までに完成させ、課長と部長に承認を得る」
……といった細かいルール、決め事があると、とても窮屈な感じがする。会議中に問題を解決するための対策を考えたくても、ルールを守ることばかりに焦点を合わせることになって、大事なことがおろそかになるのだ。
次に「ルールの形骸化」だ。
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