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ドミノ・ピザはなぜ「有明ガーデン」を選んだのか フードコート初出店の経緯(3/4 ページ)

コロナ禍の真っただ中にオープンし、2025年で5周年を迎える東京湾岸エリアの商業施設「有明ガーデン」が一部リニューアルし、1月15日にフードエリア「ARIAKE FOOD STAGE」をオープンする。

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ドミノ・ピザ「フードコート初出店」のワケ

 ARIAKE FOOD STAGEの店舗で注目なのがドミノ・ピザだ。これまでフードコートへの出店はしてこなかったところ、今回初出店となった。


ドミノ・ピザがフードコートに初出店

 ドミノ・ピザジャパンは、2033年までに国内店舗数を2000店まで拡大する方針を発表している。近年は閉店ラッシュが話題になることもあったが、従来店舗と異なる立地での出店を模索しており、10月には京セラドーム大阪にオープン。マーティン・スティーンクスCEOによると、有明ガーデンへの出店も、こうした活動の一環だという。

 その他、担当者は「店頭で生地をこねたり、伸ばしたりといった調理面での工夫をもっとお客さまに知っていただきたいと考えたのも今回出店した要因の一つです」とも話す。しかし、フードコートは国内にいくつもある。また、2024年だけでも埼玉の「エミテラス所沢」、横浜の「ワールドポーターズ」など、大型施設のフードコートがいくつも開業した。その中から有明ガーデンを選んだのはなぜなのか。

 「これまでフードコートに出店してこなかったのは、どうしても日常的に訪問するお客さまが多い特質上、ピザに飽きられてしまうリスクもあると考えたからです。一方、有明ガーデンは普段使いの方以外に、興行を目的に来訪される方も多く、客層の流動性が高い点がポイントでした」(担当者)

 今回の店舗はスペースの制約もあることから、ピザを調理する「メイクライン」と呼ぶスペースを通常店舗と比較して半分以上に縮小。デリバリーは行わず、イートインとテークアウトのみの「新業態」という扱いだ。今後はテストメニューの試験販売なども予定している。

 メニューも、1人用の「ピザBENTO」と「ドミノシェイク」などに絞った。このうちドミノシェイクは、通常の店舗でも単体で注文する人が多い人気メニューで、アイドルタイムなどに期待を寄せている。


ドミノシェイク

メニューはあえて絞っている

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