インタビュー
ドミノ・ピザはなぜ「有明ガーデン」を選んだのか フードコート初出店の経緯(4/4 ページ)
コロナ禍の真っただ中にオープンし、2025年で5周年を迎える東京湾岸エリアの商業施設「有明ガーデン」が一部リニューアルし、1月15日にフードエリア「ARIAKE FOOD STAGE」をオープンする。
インバウンド率は高くないが、チャンスはある
有明ガーデンがある湾岸・有明エリアは、コナミグループが次世代の開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設を進めており、2025年に竣工予定だ。さらにテレビ朝日も複合型エンタメ施設「東京ドリームパーク」を2026年春に開業予定で、少々離れた台場エリアには、トヨタが「TOYOTA ARENA TOKYO」の開業を2025年秋に見込んでおり、開発はまだまだ進みそうだ。
民間だけでなく、東京都もお台場海浜公園に世界最大級の高さを誇る噴水「ODAIBAファウンテン(仮称)」の整備を発表しており、湾岸エリア一帯は継続して盛り上がることが予想される。モールや東京ガーデンシアター、さらにホテルといった複合施設である有明ガーデンは中でも中核的な役割を担うと考えられる。
今後は推し活だけでなくインバウンド需要もいかに取り込めるかがカギになるだろう。現状、ホテル利用者のインバウンド率は3割前後だが、都心部へのアクセスも良く、羽田エアポートガーデンへの無料シャトルバスも運行していることから、期待はできる。開業からの4年間でテナントの入れ替わりも活発といい、今回のリニューアルも含めて今後はどのような新陳代謝を行うのか、目が離せない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ファミマ、「世界の山ちゃん」コラボが“計画以上”の売れ行き 家飲み需要に訴求
ファミリーマートは「世界の山ちゃん」コラボを展開している。売れ行きは?
ガスト「1990円」高級フレンチコース展開 進藤シェフ「この価格では普通出せない」、狙いは?
すかいらーくグループが運営するガストは11月21日から、フランス料理のコースメニュー「至福のフレンチコース」を発売する。
インバウンド殺到の渋谷ドンキ 「月に1億円」売れるお菓子とは?
東京都で最も訪日客が訪れる街、渋谷のドン・キホーテでは何が一番人気なのか? インバウンド需要の最前線を取材した。
吉野家はなぜ、「カレー」と「から揚げ」の専門店を始めるのか?
牛丼一筋のイメージが強い吉野家HDは、なぜ新業態に進出したのか。
コメダのレア業態、「団子が焼ける」喫茶店はわずか14店舗 なぜやっている?
その戦略を、マーケティング側面から探る。