コラム
部下もあきれる「自己陶酔型リーダー」に共通する“話し方”:「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/5 ページ)
部下たちは形だけ聞いているふりをするが、おそらく何も頭に入っていないだろう。
「キレイごとナシ」のマネジメント論
常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「またあの課長が話し始めた……」
会議の席で同僚がつぶやいた。いつものことだ。あの課長は話し始めると、いつまでも延々と専門用語を並べ立て、最新のビジネス理論や膨大なデータをひけらかす。部下たちは形だけ聞いているふりをするが、おそらく何も頭に入っていないだろう。
いま多くの職場で、このような「自己陶酔型リーダー」が問題になっている。テクノロジーが進化して、知識や情報だけは簡単に手に入る時代になったからだ。しかし相手の理解度や情報処理能力を考慮せず、一方的に話し続けたらどうなるか?
今回はこの「自己陶酔型リーダー」の特徴と対処法について解説する。部下の成長を支援したいリーダーはもちろん、そんな上司に困っている部下も、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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