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「韓国コスメ市場」にファミマも仲間入り、発売2週間でどんな結果が出た?(3/4 ページ)

ローソン、セブン-イレブンに続き、ついにファミリーマートも「韓国コスメ」に本格参入した。若年女性に絶大な人気を誇るコスメブランド「hince(ヒンス)」と手を組み、新ブランド「hana by hince(ハナバイヒンス)」を投入。発売2週間後の反響を取材した。

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“繊細な色”を生かしたラインアップ

 ハナバイヒンスは全8種23品をそろえ、ヒンスの商品よりも小ぶりで1800円以下の低価格に設計している。色数の多いリップやチークなどは1000円以下だ。低価格での販売はローソンやセブンと同様の戦略だが、「色」や「ラインアップ」ではヒンスの強みを生かした差別化が見られる。


低価格でポーチに収まりやすい23品をラインアップ

 「商品開発は、ヒンスの強みである“色”を意識しました。“かわいい”から“カッコいい”までを網羅したカラーバリエーションで、若年層向けながら大人っぽい『ブラウン系』も。コンビニ化粧品としては、攻めたブラウンだと思います。ヒンスの主力製品である『ハイライト』は、ニュアンスが異なる2色を用意しました」(上村氏)


イメージの異なる色をそろえ、ブラウンは攻めた色に(ファミリーマート提供)

「ハイライト」はヒンスで最も売れ行きがいいという(筆者撮影)

 ハイライトとは、ナチュラルなツヤ感を演出する、目元や頬など顔全体に使える化粧品。ヒンスのハイライトは品切れが出るほどの人気で、ファミマで発売するにあたり、小ぶりで、さらに輝きを強調した仕様にしたという。

 「色を使った商品は、ひと塗りでしっかり色づくというより、重ね塗りすることで好みの色に仕上がる設計にしました。透明感もくっきりした色も1つで表現できます」(上村氏)


アイシャドウは適度なラメや粉質にこだわった(筆者撮影)

 開発で特に苦労したのは品質であるが、アイシャドウは何度も改善を重ねたそうだ。大粒すぎない適度に存在感のあるラメや、肌への密着度を高めるやわらかい粉質にこだわった。乾燥しがちなティントには、ヒアルロン酸を含むスキンケア成分を配合し、しっとり感を持続させた。

 ローソンやセブンでは、韓国コスメに「アイブロウペンシル」や「アイライナー」もラインアップするが、ファミマでは、メディアで同カテゴリーの売れ行きが良いことから含めていない。

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