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花王「前髪マスカラ」が10代女子に人気! なぜ彼女たちの心をつかんだのか出荷数は162万本(3/6 ページ)

花王の「ケープ FOR ACTIVE 前髪ホールドマスカラ」が売れている。発売後1年間の出荷数量は当初計画比で1.7倍、累計出荷数は162万本以上に。前髪のキープに特化したヘアスタイリング剤が、なぜ好調なのか取材したところ……。

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こだわりは「独自ジェル」と「小ぶりブラシ」

 前髪特化型マスカラを開発するにあたり、メインターゲットを10〜20代の若い女性に定め、こだわりを盛り込んだ。


若年女性の間で流行する「シースルー前髪」

 「開発当時、前髪全体を薄くして、おでこが透けて見える『シースルー前髪』が流行っていたんです。そうした薄い前髪でもベタッと付かず、長時間キープできることを重視して開発しました。とはいえ、厚めや斜め、立ち上がった前髪を好む方もいるため、オールマイティーに使えるようにも工夫しました」(藤井氏)


特許出願中の独自処方ジェルに、小回りの効くブラシを採用

細い毛束でもベタッと付かないよう工夫した

 前髪の厚さや形にかかわらず高い効果を発揮するよう、花王独自のポリマーを使った独自処方のロックジェルを採用。ブラシは毛束の細い前髪でも捉えやすいよう小ぶりの形状に。さらに、ブラシの毛の間に適度な隙間を設けて、ジェルを入り込みやすくし、細い毛束にもムラなく塗れるよう工夫した。

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