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創業200周年を迎える化学品専門商社が、月間約500時間の業務削減を実現できたワケ

Sansanが、営業DXサービス「Sansan」の活用事例とその成果を発表した。

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 創業200周年を迎える化学品専門商社の小西安(東京都中央区)は、2022年より営業DXサービス「Sansan」を導入している。営業活動における属人化の解消に取り組んだ結果、生産性が向上し、月間約500時間の業務削減を実現したという。では、具体的にどのようにして業務削減を実現させたのか。

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小西安がSansanを活用し、属人的な営業スタイルを改革(写真AC)

月間約500時間の業務削減を実現できたワケ

 専門商社である小西安では外回り中心の営業文化が強く、営業担当者が長年築いてきた人脈や知識が個人に蓄積され、部署を越えた連携や引き継ぎが難しい状況が続いていた。こうした属人化の課題を解消すべく、2022年よりSansanを導入している。

 サービスの導入により、全社に分散していた約12万件の名刺情報をデジタル化し、一元管理・活用できる体制を構築した。あわせて、商談履歴の記入と共有を推進し、企業との接点を可視化することで、属人的な情報管理からの脱却を実現した。

 また、名刺や接点履歴の検索の他、100万件以上の企業情報からターゲットを絞ることが可能となり、営業リストの作成が容易に。その結果、月間で約500時間の業務時間の削減を達成し、営業担当者がより付加価値の高い業務に集中できる環境が整備された。

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Sansanを使ってミーティングを行う社員の様子(プレスリリース)

 その他、過去に接点を持った相手に対して個別の展示会招待メールを送付し、開封率90%以上を達成するなど、多くの来場者を獲得した。また、展示会後も、データ化した名刺情報を活用してお礼メールを送付し、新規商談を創出するという展示会を起点とした効果的な営業プロセスが定着している。

 小西安は、「今後は、蓄積された名刺データをAIで解析し、新規営業先リストの作成など、さらなる営業効率化を目指していく」「古き良き文化を継承しつつ、現代の働き方に即した社内DXをこれからも力強く進めていく」とコメントしている。

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