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なぜ、仕事ができない人ほど「コツ」を知りたがるのか?:「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/7 ページ)
成果が出ない部下ほど「秘訣」や「コツ」に飛びつく――それはなぜか? 現場での20年超の支援経験から見えた理由を解説する。
「キレイごとナシ」のマネジメント論
常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「部下がやたらと『秘訣』 とか『コツ』を知りたがるんですが、おかしくないですか?」
「それなのに、全然仕事ができないんです」
先日、ある営業部長から相談を受けた。部下が全然成長しないという。話を聞いてみると、その部下は研修やセミナーには熱心に参加する。ビジネス書も月に5冊は読んでいるらしい。なのに営業成績は最下位のままだ。「秘訣を教えてください」が口癖だという。
コンサルティングの現場で20年以上、目標達成を支援してきた私には、このパターンが手に取るように分かる。成果を出せない人ほど秘訣やコツを求めるのだ。
そこで今回は秘訣やコツの本当の意味について解説する。部下育成に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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