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Z世代の6割が、人間より「AIがマネジメントする職場で働きたい」 なぜAIが選ばれる?(1/2 ページ)

Z世代の6割が「AIがマネジメントする職場で働きたい」と調査に対して回答している。なぜ人間の上司よりもAIがよいのかというと……。

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 Z世代がマネジメントを任せたいのは、人間の上司とAIどちらか。転職やリスキリングに関する情報サイト「ミツカル学び」を運営するイード(東京都中野区)が実施した調査から「AIがマネジメントする職場で働きたい」と考えるZ世代が約6割に上ったことが分かった。なぜか? その理由を、AIと人間の上司を比較しながら考えてみよう。

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Z世代を対象に「AI」に関する調査を実施(画像はイメージ、提供:写真AC)

 まず、仕事でトラブルが起きた際に上司とAIどちらにアドバイスを求めるか聞いたところ、「人間の上司」が87.3%で圧倒的に優勢だった。職場における判断には責任が問われるため、AIの利用は慎重な傾向が見られた。

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仕事でトラブルが起きた際、上司とAIどちらにアドバイスを求めるか(出所:プレスリリース、以下同)

 AIが進化しても人間のリーダーは職場に必要だと思うかについては、89.3%が「必要だと思う」と回答。「必要ない」は2.0%にとどまった。AIの活躍は多岐にわたるが、職場のまとめ役をAIが担うというのは考えにくいようだ。

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AIが進化しても人間のリーダーは職場に必要だと思うか

 仕事や学習において、AIと上司それぞれに期待する役割は何か。AIには「効率的な作業を任せたい」(30.7%)が最も多く、以降「アイデアの壁打ち相手になってほしい」(9.8%)、「最新トレンドや市場動向の調査をさせたい」(5.7%)と続いた。作業処理などの需要が高いことが分かる。

 一方、上司に対しては「目標設定やキャリア相談を期待したい」(22.0%)が最も多く挙げられた。2位は「人間関係の調整やチームビルディングを期待したい」(15.0%)、3位は「業務の全体像や進捗管理をしてほしい」(8.5%)という結果に。

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仕事や学習において、AIと上司それぞれに期待する役割

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