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あなたの「正しい提案」が会議を通らないワケ 社内を支配する“根回し”の技術「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/4 ページ)

根回しを軽視する人は、「正しい提案なら会議で通るはずだ」と考えている。しかし現実はそう甘くない。

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「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

「なぜこんな大事なことを、会議の場で初めて聞くんだ……」

 ある製造業の部長から聞いた話だ。経営会議で新規事業の提案をしたところ、役員から想定外の質問が飛び出し、その場で却下されてしまったという。3カ月かけて準備した企画が、わずか30分で否決された。本人はもちろん、プロジェクトメンバーも意気消沈してしまった。


根回しは重要だ(ゲッティイメージズ)

 実のところ、事前の「根回し」が足りなかったことが失敗の原因だった。会議で重要な決定をする際、根回しは欠かせない。にもかかわらず、根回しを軽んじたのである。とりわけ若手社員の中には「根回しは古い慣習だ」と考える人もいるようだ。

 そこで今回は、なぜ会議において根回しが重要なのか。そして、どのように根回しを進めればいいのか徹底解説する。会議で提案が通らず悩んでいるビジネスパーソンは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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