中小企業の「冬のボーナス」 34%は「支給なし」、支給額の平均は?:フリーウェイジャパン調べ(1/3 ページ)
中小企業の社長と個人事業主・従業員308人を対象に実施した「2025年冬のボーナスに関するアンケート」。支給額の平均は?
社長に聞いた冬のボーナス支給予定率は36.6%で、前年から2.4ポイントの微増にとどまった。バックオフィス業務のクラウドサービスを提供するフリーウェイジャパン(東京都中央区)が、中小企業の社長と個人事業主・従業員308人を対象に実施した「2025年冬のボーナスに関するアンケート」で明らかになった。
冬のボーナス支給額は? 150万円以上との回答も
冬のボーナスの支給予定について「なし」が33.9%、「ボーナス制度がない」が25.9%、「未定」が3.6%となった。
冬のボーナス増減については、支給予定のうち43.9%が前年と比べて「全体的に増加した・増加する」と回答した。「変わらない」が36.6%、「全体的に減少した・減少する」が19.5%だった。
冬のボーナス額が増えた理由については、83.3%が「会社の業績が上がったため」と答えた。次いで、「賃上げとして賞与の増額を行ったため」が66.7%、「業務効率・利益効率が上がったため」が16.7%となった。
次に、従業員に「冬のボーナスは支給されたか、または支給予定はあるか」を尋ねた。「支給されなかった・支給される予定はない」が39.8%、「まだ支給されていないが、支給される予定で支給額も把握している」が29.1%、「支給される予定だが、支給される金額は分からない」が24.0%、「未定」が5.1%、「支給された」が2.0%となった。
冬のボーナスの支給額については、「10万〜20万円未満」(23.0%)が最も多かった。次いで、「30万〜40万円未満」(14.8%)、「50万〜60万円未満」(13.1%)が続いた。回答者の平均額は41.3万円だった。150万円以上も8.2%あった。
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