調査リポート
中小企業の「冬のボーナス」 34%は「支給なし」、支給額の平均は?:フリーウェイジャパン調べ(2/3 ページ)
中小企業の社長と個人事業主・従業員308人を対象に実施した「2025年冬のボーナスに関するアンケート」。支給額の平均は?
前年と比べて増えた? ボーナスの使い道は?
2024年の冬のボーナスと比べて増減があったかについては、「変化なし」(57.4%)が最も多く、「やや増加した」(23.0%)、「増加した」(18.0%)が続いた。
ボーナスの使い道については、1位が「預金・貯金」(39.3%)、2位が「生活費」(26.2%)、3位が「投資・資産運用」(11.5%)だった。
支給額に対する評価については、「納得している」(39.3%)が最も多く、次いで「やや納得している」(19.7%)、「納得していない」(18.0%)となった。
支給額に納得している人の理由については、「支給額の査定・基準が明確なため」と「会社の業績に見合った支給額のため」がそれぞれ36.1%で最多となり、「自分の業績・成果の評価が適切であるため」(22.2%)が続いた。
一方、支給額に納得していない人の半数は「支給額の査定・基準が曖昧(あいまい)なため」と回答した。次いで、「自分の業績・成果の評価に見合っていないため」(43.8%)、「想定していたよりも支給額が少なかったため」(25.0%)といった理由が挙がった。
また、支給額が転職を意識する要因になるかを尋ねると、「ならない」が40.3%、「どちらかといえばなると思う」が22.0%、「どちらかといえばならないと思う」が20.9%となった。
「ならない」と回答した人の理由については、「年齢的に難しい」や「地方には新卒、第二新卒以外についてはキャリアアップにつながる転職先がほとんど存在しない」といった声があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
冬ボーナスの支給額予想、中央値は「40万〜60万円」 120万円以上の割合は?
冬ボーナスの支給額予想1位は「40万円以上〜60万円未満」(19.4%)。転職サイトを運営するMS-Japan(東京都千代田)の調査で、この層が中央値および分布のボリュームゾーンであることが分かった。
上場企業の「想定時給」ランキング、3位三井物産、2位三菱商事 8000円超えで「ぶっちぎり1位」になったのは?
上場企業の「想定時給」ランキング……。3位三井物産、2位三菱商事に続き「ぶっちぎり1位」になったのは?
「年商1億円企業の社長」の給料はどれくらい?
「年商1億円企業」の社長はどのくらいの給料をもらっているのか?
NEC「新卒年収1000万円」の衝撃 年功序列の廃止か、「3流国への没落」か
NEC、ソニー、NTTコミュニケーションズ、DeNA、富士通……。高い報酬を払ってでも新卒の優秀な技術者を採用したいという機運が高まってきた。年功序列に縛られた日本企業は果たして変われるのだろうか?
富士通「年収3500万円」の衝撃 ソニー、NECも戦々恐々の「グローバル採用競争」
「富士通3500万円」「NTTコム3000万円」「ソニー1100万円以上」「NEC新卒年収1000万円」――。優秀な人材を獲得するためにカネに糸目をつけず施策を展開する各社の危機感と焦燥。繰り広げられる採用“狂騒曲”の本質に迫った。
ひろゆきが斬る「ここがマズいよ働き方改革!」――「年収2000万円以下の会社員」が目指すべきこと
平成のネット史の最重要人物「ひろゆき」への独占インタビュー。ひろゆきの仕事観・仕事哲学を3回に分けて余すことなくお届けする。中編のテーマは「働き方」――。
「年収1000万円以上」のエンジニア、6割がAIを活用 年収400万円以下は?
ITエンジニア300人を対象にした「エンジニアの生成AI活用調査」で、年収1000万円以上では約60%が活用している一方、年収400万円以下では活用率が20%を切り、高年収層ほど活用率が高い実態が浮き彫りになった。





