なぜ若者は正月休み明けに仕事を辞めたくなるのか? 危ない「年末年始の過ごし方」:「キレイごとナシ」のマネジメント論(6/6 ページ)
多くの人が連休明けに苦しむのはなぜか。実は年末年始の過ごし方に大きな原因がある。
「生活リズム」を崩さないための3つのコツ
それでは、どうすれば連休明けにスムーズに仕事復帰できるのか。
まず最も重要なのは「生活リズムを崩さない」ことだ。次の3つを意識しよう。
- 起床時間を一定に保つ
- 適度な運動を取り入れる
- 連休最終日は「準備の日」にする
まず(1)について。連休中でも、できる限り普段と同じ時間に起きることだ。
「せっかくの休みなのに?」
と思うかもしれない。しかし、起床時間がズレると体内時計が狂う。そうなると連休明けに起きるのが辛くなる。
たとえ遅くまで起きていたとしても、朝は同じ時間に起きる習慣を保とう。眠ければ昼寝をすればいい。それでも夜型にシフトするよりはマシだ。
次に2つ目の適度な運動について。
連休中は外出が減り、運動不足になりがちだ。しかし身体を動かさないと、血流が悪くなり、疲労感が増す。
散歩やストレッチなど、軽い運動でいい。毎日30分程度、身体を動かす習慣を持とう。
最後に3つ目だ。連休最終日は、翌日の仕事に向けた準備の日にする。
仕事に使うカバンを整理する。着ていく服を選んでおく。メールをチェックし、翌日のスケジュールを確認する。
こういった準備をしておくだけで、連休明けの心理的ハードルが大きく下がる。
正しい大型連休の過ごし方とは?
「せっかくの大型連休なんだから、羽を伸ばしたい」
そう考えたくなるのもムリはない。しかし年末年始は、単なる休息期間だけではない。新たな一年を迎えるための重要な準備期間なのだ。
生活リズムを整え、適度なリフレッシュを心がけ、明確な目標を設定しよう。
若者だけではない。ベテラン社員、組織リーダーも意識しよう。とくに自己研さんのための目標を立てることが重要だ。「リスキリング(学び直し)」は計画なしでは、やり遂げられない。
新年から資格取得を目指すのもいい。読書計画を立てるのもいい。業界の最新動向を学ぶ時間を確保するのもいい。
大切なのは「何となく過ごす」ことを避けることだ。
連休明けの職場復帰をよりスムーズに、前向きなものにするためにも、「締まった連休」を過ごすことが、仕事のプロフェッショナルに求められる姿勢である。年末年始の過ごし方一つで、新年のスタートが大きく変わる。ぜひ今年は意識的に、計画的に連休を過ごしてもらいたい。
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