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「部下の相談に乗るほど疲れる……」 それってただの“高度な愚痴”を聞かされているだけでは? 最もシンプルな見極め方とは:「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/6 ページ)
部下からひんぱんに相談される上司。それだけなら頼れる上司として申し分ないことなのだが……。
見分け方3. 打ち手を提示したときの反応
最も分かりやすい判別ポイントがある。それは、具体的な打ち手を示した瞬間の「反応」だ。
本気の相談の場合は、
「それ、やってみます」
「確かにそこは変えられそうですね」
と、多少の不安があっても「試す」という言葉が出る。一方「高度な愚痴」のケースは、こうなる。
「でも、それは現実的じゃなくて……」
「もっと別のやり方はありませんか?」
と、即座に「やらない理由」を口にする。解決策を検討するのではなく、防御反応が出るのだ。
ここで重要なのは、反論の中身ではない。「試す余地を残しているか」「余地さえゼロか」である。
見分け方4. アクションが合意できるか
本当の相談は、最後に必ず「次に何をするか」に合意できる。
「いつまでに」
「何を」
「どこまで」
やるかだ。たとえ小さくても、行動に落とし込もうとする。
一方高度な愚痴のケースは「聞いてもらってスッキリしました」で終わることが多い。何も決まらない。行動が決まらない相談は、ほぼこのケースだと言えよう。
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