「5000円の水」「12万円のドライヤー」なぜ人気? リファの銀座旗艦店で見えた答え(2/5 ページ)
2025年12月末、ReFa(リファ)最大の旗艦店「ReFa GINZA(リファ ギンザ)」を訪れた。好調が続くリファでは、リカバリーウェアや香水など新領域に参入するほか、高額製品も増えている。開業から約3カ月、旗艦店ではどんな成果が出ているのか。
「リファ」はなぜ成長した?
1996年に創業したMTGは、トレーニング用品のSIXPAD(シックスパッド)や化粧品のMEGLY(メグリー)など8ブランドを展開する。主力となるリファは2009年に誕生し、同年2月に発売した「顔用のローラー」が大ヒット。2年で累計100万本を突破した。その後、「シャワーヘッド」「ブラシ」「ヘアドライヤー」などラインアップを広げ、現在は「ヘアケア製品」の印象が強くなっている。
「ヘアケア製品が成長した要因は、『美容室の技術を自宅で再現できる』というコンセプトにあると考えています。製品は美容師と共同開発しており、プロの目線で良いと思える仕上がりを追求しています。そこにリファらしいデザインをかけ合わせて、価値の向上につなげています。製品を手にしたときの“高揚感”も大事にしているポイントで、『デザインでリファを選んだ』という方も多いんです」
そうした開発スタイルに加えて、タッチポイントの増加にも注力する。例えば、リファのヘアドライヤーやアイロンなどを販売する契約美容室は、4万4360店舗(2025年9月期時点)に上る。全国の美容室は約27万店舗なので、約16%の割合だ。美容室で製品を先行発売しており、美容師の口から製品特徴を伝えることで、顧客の満足度や理解度が高まるという。
ホテルにリファの製品を導入する「ReFa ROOM(リファルーム)」も、認知拡大や売上増に寄与している。ドライヤーやアイロン、シャワーヘッドなどが対象で、導入施設は3300に上る。試算では、年間で約2120万人が製品を体験しているという。
そのほか、全国のブランドストアは77店舗あり、EC会員は240万人を超える。主要な販路における店舗数・会員数は右肩上がりで、成長軌道に乗っている状況だ。
「リファでは、銀座の旗艦店や新製品の開発など、さらなる成長に向けた投資を実施しています。一方で、ブランド力の高まりからマーケティングの効率性が向上し、売り上げに対する販管費の比率が抑制された結果、前期比225.4%増の営業利益になっていると分析しています」
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