「5000円の水」「12万円のドライヤー」なぜ人気? リファの銀座旗艦店で見えた答え(4/5 ページ)
2025年12月末、ReFa(リファ)最大の旗艦店「ReFa GINZA(リファ ギンザ)」を訪れた。好調が続くリファでは、リカバリーウェアや香水など新領域に参入するほか、高額製品も増えている。開業から約3カ月、旗艦店ではどんな成果が出ているのか。
「5000円の水」など高額製品も好調
筆者が個人的に気になったのは、リファが2025年11月に販売した「ReFa WATER Premium70(リファ ウォーター プレミアム70)」だ。720ミリリットルで5400円もするため、「高級な水」としてちまたで話題を集めていた。リファ ギンザでは、この水を試飲できるのだ。
同製品は、富士山頂上付近の地層にある、数千年前から眠り続ける「永久凍土」の下で採取された特別な地下水とのこと。約70年の自然ろ過プロセスを経ていて、特別なミネラルバランスを持つ超軟水だと説明を受けた。
試飲した率直な感想は、「とても飲みやすい水」。少量であり、その場で他の水と飲み比べたわけではないので明確な違いは分からなかった。店員の説明では「劇的な味の違いを感じるというより、ストーリーも含めて味わう水として楽しんでいただいている」そうだ。亀岡氏に反響を尋ねると、意外な回答が返ってきた。
「具体的な販売数はお伝えできませんが、想定以上に好評です。瓶のデザインにこだわっていて、飲用後にインテリアとして使っていただけますし、会話のきっかけになるのでギフト需要が高いですね」
さらに、店内でもう一つ目に留まったのは、12万1000円の「ドライヤー」だ。これは、2025年12月に発売したばかりの新たなブランドライン「ReFa MONTECATINI(リファモンテカティーニ)」だ。イタリア・トスカーナにある美の聖地モンテカティーニの自然素材を使うなどして、異次元な美しさを提供するのがコンセプトだという。
「同ブランドの主役は、700グラムで1万6500円の『トリートメント』です。現地にある門外不出の井戸からミネラルたっぷりの水と泥を分けていただき、それらにリファの技術を融合させて開発しました。それを軸にシャンプーやドライヤーなどの関連製品も生まれました」
このドライヤーは、リファの他のドライヤーと比較しても圧倒的に高く、市場で主流の製品と比較しても数倍の価格帯だが、好評につき完売しているという(1月下旬の取材時点)。
「見たことのないデザインが一番に刺さっているようです。一般的なドライヤーは、モーターなどを仕込むために吹き出し口から離れるほど丸くて大きくなります。ですが、モンテカティーニの製品は、逆にすぼんで細くなっている。他のドライヤーにはない、この形状やカラーリングが購入意向につながっていると思います」
機能面で言えば、他にも性能のいいものがいくつも出ている。それでも選ばれているのは、「機能というよりデザイン性が高く支持されているため」だという。
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