資生堂「3万円の美の検診」に予約殺到 若者にササった“マニアック13測定”の中身(1/4 ページ)
資生堂の新サービス「美の検診」(3万円)が予約争奪戦となっている。110年に及ぶ研究をベースに「肌・身体・心の測定」を行うというが、どんな内容なのか。現地を訪れ検診の一部を体験しつつ、「予約殺到の理由」を取材した。
110年に及ぶ研究をベースにした資生堂の美の検診「Shiseido Beauty Diagnosis Lab(シセイドウ ビューティー ダイアグノーシス ラボ」(以下、美の検診)に、予約が殺到している。横浜・みなとみらいにある同社の研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」内で提供しており、費用は3万円と高額だ。
2025年3月に開始したところ、積極的な販促活動をしていないにもかかわらず、予約はすぐに埋まった。2026年2月現在、4月分まで満員。5月の予約枠は3月に公開予定だが、数千人が待つ“争奪戦”状態だという。
サービスの特性上、毎月100人弱に提供数が限られているとはいえ、同サービスを担当するブランド価値開発研究所 SBP価値共創室 室長の中西裕子氏は、「ここまでの反響とは思いませんでした」と本音を漏らす。
「肌年齢」や「肌タイプ」といった従来の美肌診断と比べると、資生堂の美の検診はよりマニアックな内容だ。詳しくは後述するが、肌・身体・心にまつわる13の測定で約200のデータを取得し、そこから144通りのタイプを導き出す。そして、その結果を基に未来の姿を予測する。測定結果に応じた肌トリートメントや飲食などの体験も含まれる。
高額なサービスだが、体験者の「満足度」と「継続意向」はいずれも95%以上で、すでにリピーターも訪れているという。美の検診の一部を体験しながら、「予約殺到の理由」を中西氏に聞いた。
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