資生堂「3万円の美の検診」に予約殺到 若者にササった“マニアック13測定”の中身(2/4 ページ)
資生堂の新サービス「美の検診」(3万円)が予約争奪戦となっている。110年に及ぶ研究をベースに「肌・身体・心の測定」を行うというが、どんな内容なのか。現地を訪れ検診の一部を体験しつつ、「予約殺到の理由」を取材した。
約3時間かけて「肌・身体・心」を測定
資生堂のWebサイトには、「肌・身体・心の測定からあなたの未来をつくる“美の検診”」とあるが、実際どんな内容なのか。みなとみらい線「新高島駅」から徒歩約2分にある資生堂グローバルイノベーションセンターを訪れた。
同センターの1〜2階は一般開放エリアで、商品を体験・購入できるショップやカフェ、ガラス張りの工場、ミュージアムなどがあり、4階以上は研究施設となる。美の検診は、1階の専用スペースで行われる。内装にもこだわっていて、測定する空間はどこも洗練された印象だ。
美の検診は、資生堂が100年以上も蓄積してきた研究データをベースに、独自のアルゴリズムで診断結果を導き出している。
例えば「角層タンパク測定」は、頬の角層を採取して角層中のタンパク質量を測定する。量が多いほど肌に潜むダメージが大きく、肌が不安定になりやすい傾向がある。従来、結果が出るまで2日かかっていたが、同社の研究により20分に短縮したそうだ。
“歩く姿の美しさ”を測定する「歩容美測定」も珍しい。スマートフットウェアなどに強みを持つORPHE(オルフェ、東京都渋谷区)と共同開発し、センサー付きの靴を履いて歩行姿を撮影する。歩き方は、血液やリンパの流れ、自律神経のバランスなど、さまざまな影響を与えるという。
さらに、「鼻骨格」「五感」「自律神経」「酸化・糖化」「毛細血管」「体組成」「握力」など全13項目の測定を実施。それを基に個人のビューティーカルテを作成し、生活習慣やスキンケアのアドバイスを行う。さらに、診断に合った肌トリートメントや”見るだけで美しくなれる”という映像鑑賞、美容につながる飲食を提供する。所要時間は約3時間だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「5000円の水」「12万円のドライヤー」なぜ人気? リファの銀座旗艦店で見えた答え
2025年12月末、ReFa(リファ)最大の旗艦店「ReFa GINZA(リファ ギンザ)」を訪れた。好調が続くリファでは、リカバリーウェアや香水など新領域に参入するほか、高額製品も増えている。開業から約3カ月、旗艦店ではどんな成果が出ているのか。
「布団のまま歩いているみたい」 相手にされなかった“着る暖房”は、なぜ売れたのか
電気代高騰が続く中、発熱装置を使わず体温で暖まる“着る暖房”が支持を集めている。キャンプでの原体験から生まれ、顧客の声を反映し進化を重ねてきた「モモンガ」は、なぜ多くの人に選ばれたのか。
「男性用のレース下着」なぜ人気なのか ワコールが販売して分かったこと
ワコールの男性下着ブランド「ワコールメン」から発売された「レースボクサー」の勢いが止まらない。なぜ多くの男性から支持を得ているのか。
「寄せて上げて」はもう古い? ユニクロやファミマが変える“下着の常識”
かつて、「寄せて上げて」が主流だったブラジャー市場が様変わりしている。近年は、体を締めつけにくいノンワイヤーブラの人気が急上昇。バストラインをキレイに整えるワイヤーブラよりも売れているという。ヒット商品を販売するユニクロ、ワコール、トリンプ、ファミリーマートに取材した。




