ホワイトハラスメント? じゃあどうすれば……"優しすぎるだけの指導"を変える方法:「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/4 ページ)
当たり障りのない指導しかできず、部下の成長機会を奪ってしまっている。それがホワイトハラスメントだと気付いたときには、すでに部下の転職意向が高まっていたというのだ。ではどうすればいいのか。
「キレイごとナシ」のマネジメント論
常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「もう、どうしたらいいんでしょうか……何を言ってもハラスメントと言われそうで、指導できないんです」
ある機械メーカーの営業課長(40代)から、こんな相談を受けた。部下の育成に真剣に向き合おうとするたびに、ハラスメントになることを恐れて言葉を飲み込んでしまう。結果として当たり障りのない指導しかできず、部下の成長機会を奪ってしまっている。それがホワイトハラスメントだと気付いたときには、すでに部下の転職意向が高まっていたというのだ。
ホワイトハラスメントとは、上司や先輩が部下に対し、残業の禁止や責任ある仕事を避けるなど過剰な配慮や優しさを示すことで、部下の成長機会やキャリア形成の場を奪ってしまう現象だ。
マイナビの調査によれば、ホワイトハラスメントを経験した人の71.4%が1年以内に転職を検討しているという。善意の配慮が、人材流出の原因になっているのだ。
そこで今回は、ホワイトハラスメントに陥らないための、部下育成のアプローチについて解説する。若手社員の指導に悩んでいる管理職の方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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