「怒り」「イライラ」が収まらない若手社員 それでも成果を出させたい上司はどうしたらいいのか?:「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/4 ページ)
上司からすれば「怒りやすい性格」「精神的に未熟」と片付けたくなるかもしれない。しかし、そう捉えてしまうと本質を見誤るのだ。ではどうすればいいか。
特に押さえてほしい2点
先述した7つの手順の中で、特に押さえてほしいのは以下の2つだ。
(2)中間目標を設定する
(6)スケジュールに落とし込む
(2)の「中間目標」は、多くの人が設定しない。目標を決めたら、すぐに計画を立ててしまうのだ。それだと手順が間違っている。
ゴールが遠すぎると、人は何から手をつければいいか分からなくなる。だから中間目標(フェーズやマイルストーンとも表現できる)を置くことで、「今自分はどこにいて、次に何をすべきか」が見えやすくなる。これだけで、無力感の発生確率は大きく下がる。
さらに、計画とスケジュールの違いを理解することも重要だ。計画とは「いつからいつまでに、何をするか」であり、スケジュールとは「何日の、何時から何時までに、何をするか」だ。多くの人が、この区別をせずに動いている。区別できていないから「計画倒れ」が生まれてしまうのだ。
今回紹介した7つの手順は、私の新刊『目標達成の全スキル』に体系的にまとめてある。
目標設定の正しいやり方から、中間目標の作り方、課題設定の技術、行動計画の組み立て方、スケジューリングとタスク管理まで。「目標達成するための手引き書」として、手順を一つ一つ丁寧に解説している。
「意識を高めたい」「モチベーションを上げたい」という人には向かない。しかし「本気で目標を達成したい」「部下に正しい手順を教えたい」と思っている人にはおすすめだ。
若手社員の怒りやイライラに頭を悩ませている上司の方にこそ、手に取ってもらいたい。部下に渡す一冊として、また組織の勉強会のテキストとして、ぜひ活用してほしい。
「目標は立てている。でも、なぜか達成できない――」
その原因は、努力不足でも意志の弱さでもありません。
多くの場合、問題は「正しい目標の立て方ができていない」ことにあります。
本書は、目標設定から計画立案、行動設計、進捗管理までを一気通貫で整理した、「実践型・目標達成の教科書」です。
営業コンサルタントとして数多くの現場を支援してきた横山信弘氏が、成果を出す人と出せない人の決定的な違いを体系化。目標達成を“精神論”から解放し、やる気に頼らず仕組みと運用で、目標設定から行動管理までを一気通貫で学べる目標達成本の決定版です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「あの時気付いていれば……」 モンスター社員を面接で見抜く、たった一つの重要質問
彼らは「嘘をついている」わけではない。ゆがんだレンズを通して世界を見ているため、彼らにとって「正しいこと=周囲が悪であること」という構図は、疑いようのない真実として映っているのだ。
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
部下「出社義務化なら転職します」 上司は引き止めるべきか、去ってもらうべきか
出社義務化で部下が次々辞める時代。管理職はどう向き合えばいいのか――答えは意外なところにある。
オンライン会議中に宅配を受け取る新入社員 叱っていいのか、悪いのか?
何度も続くと気になってくるし、客先での商談となると話も変わってくる。
部下から「給料を上げてください」と言われたら、上司のあなたはどう返す?
もしこんな相談を受けたら、決して避けてはいけない。上司がどう向き合うべきか解説する。
