「ノア/ヴォクシー」なぜ売れる? アルファード超え「15万台」が示す日本の最適解:高根英幸 「クルマのミライ」(4/5 ページ)
トヨタのノア/ヴォクシーは、ミニバン市場で圧倒的な強さを誇る。Mクラスミニバンは、日本の道路事情や生活に合った使い勝手の良さが魅力。トヨタ車の信頼性の高さも強みだ。ライバル車も含めて、さらなる進化を期待したい。
トヨタ車の品質と信頼性の高さは別格
街を走っている福祉系企業のステップワゴンの多くは、10年以上前に発売された2世代前のモデルが多い。それは、このモデルが使いやすいというだけでなく、ノアに比べて中古車の価格が安いことも大きな理由である。
個人ユーザーであれば、中古車を購入する際に、価格と走行距離だけでなく、後々のリセールや故障の少なさといった要素も加味して選ぶものだ。だが福祉関連企業は、価格と走行距離を重視して中古車を選ぶ傾向がある。
しかし今後、車両を利用し続けていくことで、ノアの信頼性や耐久性の高さが広まっていけば、少々の価格差があってもノアやヴォクシーを選ぶケースが増えていくだろう。
これにより、ノアやヴォクシーのリセール性がますます高まることも予想できる。それほどトヨタ車の品質や信頼性は高いということだ。特に顕著なのは、CVT(無段変速機)の耐久性だ。
ステップワゴンもデザインや使い勝手などに独創性を感じさせるが、耐久性や信頼性ではトヨタに一歩譲る印象がある。スイッチ類や車体全体の剛性、変速機やエンジンの耐久性などはトヨタのほうがワンランク上だ。
コンパクトカーやライトミニバンでも、街中で変な機械音を放つクルマに遭遇することがあるが、大抵はCVTに不具合を抱えていると思われる。しかし、そうしたクルマの中にトヨタ車は少ない。
筆者は、企業の社員ドライバーの運転講習を請け負うスタートアップを運営していたこともあり、社用車のクタビレ具合を知る機会も比較的多い。特に、走行距離が10万キロを超えた車両、しかも複数のドライバーが乗っている社用車では、こうした信頼性やタフさが重要なのだが、ホンダ車はこうした使い方まで想定していないのか、不具合が発生している車両が比較的多い印象だ。
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