インタビュー
「本が読めない」時代に広がる“聴く読書” 350万人が利用する背景:サブスクの勝算と限界(2/5 ページ)
忙しさや生活環境の変化で本を「読めない」人が増える中、音声で楽しむ“聴く読書”が広がっている。オーディオブック利用者は350万人に達し、その背景や制作現場、利用実態の変化を追った。
利用者は350万人
オトバンクのサブスクサービスは、2018年にスタートした。当初、利用者はビジネス書や自己啓発書を好むビジネスパーソンが中心だったが、現在は客層が大きく変化しているという。
「利用者の男女比はほぼ半々になり、年齢層も20〜30代のほか、最近は特にシニア層の伸びが大きくなっています」(久保田社長)
会員数は年々右肩上がりで増え、現在は約350万人。利用者に共通するのは「本を読みたいのに、読めない」という悩みだ。
仕事や家事、育児に追われて読書時間が確保できない。積読(つんどく)された本が増えていく。そんな人たちがオーディオブックを使うことで、再び読書習慣を取り戻しているという。
月額1330円で1万5000点を超える作品が「聴き放題」とあって、利用者はさまざまな作品に気軽に触れることができる。結果的に、オーディオブックで作品に触れた後に、改めて作品を楽しむために紙の本を購入する、といった利用者もいるそうだ。
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