2015年7月27日以前の記事
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「日本の聖域」軽自動車に赤船来襲  BYDが199万円「新型EV軽」で仕掛ける一発逆転(4/4 ページ)

中国のEV大手BYDが海外メーカー初の軽EV「RACCO」を発売した。国の補助金適用で実質199万円という価格設定に加え、航続距離320キロやSDV機能など高級車並みの装備を投入。国産優遇の補助金ハンデを抱えながらも、狙うは既存の「ガソリン軽自動車」からの乗り換えだ。年間1万台の販売目標に向け、地方のディーラー網拡大で日本の「国民の足」市場へ挑む、過熱する軽EV生存競争の最前線を追う。

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「最後の聖域」に風穴は開くか ブランドの壁とアフター体制の試練

 軽自動車市場は、これまでは日本メーカーだけで競争していればよかった。だが、BYDが本格参戦したことで、生き残りをかけた戦いになる。なぜなら、BYDが補助金で不利になるにもかかわらず、お手ごろ価格で勝負してきたことに加えて、性能面でエネルギー効率がずぬけているだけでなく、ユーザーにとって便利な機能を搭載した車になっているからだ。

 ただ、中国の自動車メーカーが出してきた車に対して、抵抗感を持つ日本人ユーザーが一定程度いることも確かだ。こうした顧客層に対して、いかに丁寧に説明して、BYDブランドを浸透させられるかが「1万台」という目標達成の鍵になる。そのためには、地方サイドの販売網の拡充が課題になる。特に軽自動車ユーザーは販売店との親密な付き合いを求めることが多いため、このあたりの顧客対応も重要なポイントになりそうだ。

 日本メーカーが長年にわたり独占していた軽自動車市場に、BYDが風穴を開けられるか。激しい戦いの火蓋が切られた。次の後編では劉社長の単独インタビューから今後の展望を探る。

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