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街に広がるマイクロモビリティ、何が問題なのか? 日本に合う「新しい足」を考える:高根英幸 「クルマのミライ」(3/5 ページ)
ラストワンマイル対策や高齢者などの移動手段として、マイクロモビリティの選択肢が広がっている。電動キックボードには問題があるものの、市場のポテンシャルは大きい。安全・快適に移動する手段としてさらに普及するためには、何が必要だろうか。
マイクロモビリティのポテンシャルは大きい
足腰が弱ってきたが、シニアカーに乗るほどではない高齢者にとって、乗用車はペダル踏み間違いなどの運転ミスのリスクが大きい。マイクロモビリティは速度が速くないため扱いやすくなるだけでなく、操作系もシンプルでミスが起こりにくい。
さらに小型軽量で取り回しに優れるだけでなく、万が一の事故(単独事故や、歩行者・自転車との衝突事故など)でも運動エネルギーが少ないため、相手に与える衝撃も小さくなる。
これは運転に不安を感じ始めた当人だけでなく、家族も比較的安心できる材料といえるだろう。事故を起こして他人にケガをさせたらどうしよう、という家族の心配を、マイクロモビリティなら軽減できるのだ。
すでにこれだけデザイン豊かな製品がそろっているのだから、体力に自信のないユーザーでも手軽に扱え、それでいて実用性が高いマイクロモビリティがさらに登場するポテンシャルは十分にある。
トヨタが前回のJapan Mobility Show 2025で、meシリーズというパーソナルモビリティの試作モデルを公開した。健常者でも身体障害者でも高齢者でも利用できるもので、移動というより、アクティビティやスポーツを楽しむ目的が大きい。
Japan Mobility Show 2025のトヨタブースに展示されたmeシリーズ。手前の椅子のようなものは、立ち上がると4本の足で動ける。真横移動や階段昇降なども可能だ。さらにテニスを楽しめるもの、未舗装路や川に入って釣りを楽しめる車椅子のランクルも開発された(筆者撮影)
トヨタでランドクルーザーを開発していたエンジニアが、こんなにユニークな、人に優しいモビリティを開発していることにも驚いたが、そこに込められた思想にも感心させられた。
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